医学部よりもツライ?薬学部
薬学部は医学部と同じ6年制の課程となっています。
ですが医学部に比べて社会的な認知度が低く、一般的なイメージでは医学部の方が全体的に学課が楽というイメージを持たれていることもよくあるようです。
確かに薬学部は医学部に比べてピンからキリの振り幅が大きく、低いところはとことん低いということもよくあります。
ですが逆に言うとピンからキリのピンの方は本当に厳しく、場合によってはそこいらの医学部よりも厳しい科目を受講しなくてはいけないということもよくあるのです。
私自身は自分のペースで学べる大学の薬学部を出ていますが、同僚の薬剤師の中には薬学部としては日本トップクラスの慶応義塾大学薬学部を出ている人もおり、その人の話を聞くとそこらの学科とは比較にならないほど厳しい環境に置かれていたということがわかったりします。
こんなに厳しい薬学部の初年度
他の学部学科もそうでしょうが、案外大学で一番大変なのは初年度の単位取得であったりします。
初年度は専門科目だけでなく、一般教養や選択科目、語学といった単位も同時に取得をしないといけないことになっており、複数の分野の科目を同時進行で学習する必要があります。
3年度以降になってくると科目も専門的な分野だけになるので研究に没頭することができるので比較的楽に学習をすることができたりします。
ですが初年度の場合にはいくつかの科目を必ず取得しないといけないので、それがうまく切り替えできないとうまく成績を上げることができなかったり勉強に苦労したりしてしまいます。
友人たちの助けでなんとかクリア
薬学部は理系の学部になっていますが、珍しく女性の比率が高いということが特徴になっています。
そのため医学部に比べて女性は同性の友人が作りやすく、それが学習を進める時の大きな助けになったりします。
私も一人だけではたくさんすぎる科目に押しつぶされそうになっていたでしょうが、同級生のメンバーに恵まれたせいもあり、助け合いながら科目をなんとかクリアすることができました。
今も大学時代の同級生とは何度か顔を合わせることがありますが、あのときに友人たちがいなかったら本当に薬剤師になれていただろうかと不安に思うこともあります。