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情報共有する医師

情報収集を怠らない

次々に進化する製薬業界

日本は以前より製薬分野においてはかなり世界から遅れを取っているということが指摘されてきました。
これは一つの薬を実用されるレベルにするまでには長年の研究や実験が必要になるということに加え、実際に開発された薬品を世に出すまでには数多くの規制をくぐり抜けなければいけないということが関係しています。

一つの薬品が開発されてから実際の治療の現場で使用できるようになるまで10年以上がかかるということも当たり前になっており、そのためより規制がゆるい海外では早々に導入をされるので同じ効果のある薬も日本で開発をするとそれだけ販売が遅くなるという構図ができています。

しかしそうした厳しすぎる規制が国際的な競争力を損なうとして、現在では急激な規制緩和をするとともに特区など医療に関して先進的な方法をとることができる例をつくるような対策がされています。
その結果、ここ数年の製薬業界においては空前のイノベーションが起ってきました。

海外の製薬会社とも提携をしながら治験を行い、その結果などをスマートホンで共有することにより飛躍的に薬の開発スピードが早まり、新しい薬を世に出すまでのスピードが早まりました。

薬剤師も時代に対応する能力が必要

使用される薬品の数が増えるということは、それだけそれを扱う薬剤師に求められる知識が多くなっていくということです。
そのため現在多くの薬剤師は最新の製薬業界の動きをチェックするため日々情報収集に努めています。

情報収集はスマートホンやインターネットで定期的に行うことができるのですが、その中には話題作りや株価の関係で流される根拠の乏しいものも含まれていたりします。

薬剤師として今後活躍をしていくためには、いち早く情報をつかむことができるツールを確保するとともに、その情報の信頼性についても素早く精査できるようにしていくという能力が必要になります。